CSSとは、Cascading Style Sheetsの略で、Webページの見た目やレイアウトを装飾するための言語である。
CSSのメリット
CSSは、Webページの見た目を制御するための言語であり、次のようなメリットがある。
- Webページの見た目を自由にカスタマイズできる
CSSは、文字のサイズや色、背景色、レイアウトなど、Webページの見た目を自由にカスタマイズできる。これにより、Webページのデザインをより魅力的にすることができる。
- HTMLの構造をシンプルにできる
CSSは、HTMLの構造とは独立して、Webページのスタイルを定義できる。これにより、HTMLの構造をシンプルにでき、メンテナンスが容易になる。
- メディアに合わせて表示スタイルを変更できる
CSSでは、メディアクエリを使用して、表示するデバイスや画面サイズに合わせて、表示スタイルを変更することができる。これにより、さまざまなデバイスでWebページを快適に閲覧できるようにすることができる。
- 他のマークアップ言語にも適用できる
CSSは、HTMLだけでなく、XMLやXHTMLなどの他のマークアップ言語にも適用できる。これにより、さまざまな種類の文書の見た目を制御することができる。
CSSの構成
CSSは、セレクタ、プロパティ、値の3つの要素から構成される。
- セレクタ
CSSを適用する要素を指定する。
- プロパティ
要素の属性を変更する。
- 値
プロパティの値を指定する。
セレクタ {
プロパティ: 値;
}
例えば、次のCSSコードは、見出しの文字サイズを16pxに、背景色を赤に設定している。
h1 {
font-size: 16px;
background-color: red;
}このコードでは、セレクタとして「h1」を使用している。これは、HTMLコードで「<h1>」タグで囲まれた要素にCSSを適用することを意味する。プロパティとして「font-size」を使用しており、値として「16px」を指定している。これは、見出しの文字サイズを16pxに設定することを意味する。プロパティとして「background-color」を使用しており、値として「red」を指定している。これは、見出しの背景色を赤に設定することを意味する。
CSSの方式
CSSの方式は、次の3つがある。
- インラインスタイルシート方式
HTMLタグ内に直接CSSを記述する方法である。最も簡単な方法であるが、CSSの記述量が多くなると、HTMLソースの可読性が低下する。
<h1 style="color: red;">見出し</h1>
- 内部スタイルシート方式
HTMLのheadタグ内にstyleタグを用いて、CSSを記述する方法である。インラインスタイルシート方式に比べて可読性が高く、CSSの記述量が多くても問題ない。
<head>
<style>
h1 {
color: red;
}
</style>
</head>
- 外部スタイルシート方式
CSSを独立したファイルに記述し、HTMLファイルから参照する方法である。CSSの記述をHTMLファイルから分離できるため、保守性が高くなる。
<link rel="stylesheet" href="style.css">CSSの基本的なプロパティ
CSSには、さまざまなプロパティがある。ここでは、代表的なプロパティをいくつか挙げる。
- サイズ
幅や高さ、文字サイズなどを指定する。
h1 {
width: 100px;
height: 100px;
font-size: 16px;
}
- 位置
要素の位置を指定する。
div {
top: 0;
left: 0;
}
- 色
背景色や文字色などを指定する。
body {
background-color: red;
color: white;
}
- 装飾
文字の太さや色、背景色などを指定する。
p {
font-weight: bold;
color: blue;
background-color: yellow;
}
CSSの基本的な使い方
CSSは、HTMLで記述されたWebページの見た目を制御するために使用する。例えば、次のHTMLコードでは、見出しの文字サイズを16pxに、背景色を赤に設定している。
<h1>見出し</h1>
これをCSSで制御するには、次のコードのように記述する。
h1 {
font-size: 16px;
background-color: red;
}
このコードをHTMLファイルに追加すると、見出しの文字サイズが16pxに、背景色が赤に変更される。
CSSのまとめ
CSSは、Webページの見た目やレイアウトを装飾するための言語である。HTMLで記述したWebページの構造と、CSSで記述した見た目やレイアウトを分離することで、Webページの可読性やメンテナンス性を向上させることができる。
CSSは、Webデザインの基本となる言語であり、ITリテラシーの高い方向けに、CSSの解説ブログを書く際には、初心者でも理解できるように、丁寧に説明することが大切である。