クラウドストレージとは?種類やメリットなどをわかりやすく解説

クラウドストレージとは、インターネットに接続されたコンピューター(サーバー)にあるストレージ(保管場所)にファイルを格納することで、どこからでも同じファイルにアクセス可能にするサービスである。




クラウドストレージの種類

クラウドストレージは、大きく分けて2つの種類がある。

オブジェクトストレージ

オブジェクトストレージは、データのブロック単位での管理をせず、ファイルやフォルダなどの構造を持たないデータの塊を、単位として扱うストレージである。そのため、ファイルのサイズや種類に関係なく、一律のアクセス速度でデータを読み書きすることができる。

オブジェクトストレージは、以下の用途に適している。

  • 画像や動画などの大容量データの保存
  • バックアップ
  • アーカイブ

ブロックストレージ

ブロックストレージは、データのブロック単位での管理を行い、ファイルやフォルダなどの構造を持ったデータを、単位として扱うストレージである。そのため、ファイルの読み書きに必要なブロックを特定し、効率的にデータを読み書きすることができる。

ブロックストレージは、以下の用途に適している。

クラウドストレージのメリット

クラウドストレージは、インターネット上にデータを保存するサービスであり、以下のメリットがある。

場所を問わずアクセス可能

クラウドストレージは、インターネットに接続されていれば、どこからでもデータにアクセスできる。そのため、外出先や出張先など、オフィス以外の場所からでも作業を続けることができる。

例えば、営業担当者は、外出先で顧客の資料を閲覧したり、社内にファイルの修正依頼を送ったりすることができる。また、在宅勤務の従業員は、社内のデータにアクセスして業務を遂行することができる。

容量の拡張が容易

クラウドストレージは、利用量に応じて容量を拡張できる。そのため、データ量の増加や、急な需要の変化にも対応しやすい。

例えば、写真や動画の撮影が増えた場合、ストレージの容量を増やすことにより、データの保存に困ることはない。また、新規事業を立ち上げた場合、新たに必要なデータを保存するために、ストレージを拡張することができる。

運用・管理が容易

クラウドストレージは、サーバーやストレージの設置・運用・管理をサービスプロバイダが行う。そのため、ユーザーは、自社で設備を用意したり、運用・管理に人員を割いたりする必要がないというメリットがある。

例えば、サーバーやストレージの故障や、セキュリティの脅威などが発生した場合でも、サービスプロバイダが対応してくれるため、ユーザーは安心して利用することができる。

これらのメリットにより、クラウドストレージは、個人から企業まで幅広く活用されている。

クラウドストレージのデメリット

クラウドストレージは、インターネット上にデータを保存するサービスであり、以下のデメリットもある。

セキュリティリスク

クラウドストレージは、インターネット上でデータを保存するため、サイバー攻撃などのセキュリティリスクがある。

例えば、不正アクセスによりデータが盗まれたり、改ざんされたりする可能性がある。また、サービスプロバイダのサーバーが故障した場合、データが消失する可能性がある。

そのため、クラウドストレージを利用する場合、サービスプロバイダのセキュリティ対策を十分に確認することが重要となる。

  • 強固なセキュリティ対策を講じているサービスプロバイダを選ぶ

  • 二要素認証などのセキュリティ機能を利用するようにする

  • 定期的にパスワードを変更する

  • データの暗号化を行う

コスト

クラウドストレージは、利用量に応じて料金が発生する。そのため、利用量を把握し、適切に利用することが重要となる。

例えば、利用量が少ない場合は、無料プランや低価格なプランを利用できるサービスプロバイダを選ぶとよい。また、利用量を増やす可能性がある場合は、従量課金制ではなく、月額定額制などの料金体系のサービスプロバイダを選ぶとよい。

パフォーマンス

クラウドストレージは、インターネットを介してデータをやり取りするため、パフォーマンスが低下する可能性がある。

例えば、インターネット回線の速度が遅い場合、データの転送に時間がかかる。また、アクセスが集中した場合、パフォーマンスが低下する可能性がある。

そのため、クラウドストレージを利用する場合、インターネット回線の速度や、アクセス状況などを考慮することが重要となる。

  • 高速なインターネット回線を利用するようにする

  • アクセスが集中する時間帯を避けて利用する

  • オフラインで利用するデータを用意しておく

これらのデメリットを理解した上で、クラウドストレージを適切に利用することが重要となる。

代表的なクラウドストレージ

クラウドストレージは、さまざまなサービスプロバイダから提供されており、その種類は多岐にわたる。ここでは、代表的なクラウドストレージの中から、主要なサービスをいくつか紹介する。

Google ドライブ

Google ドライブは、Google が提供するクラウドストレージサービスである。無料で利用できる容量は 15GB となっており、有料プランでは最大 30TB まで利用できる。また、Google の他のクラウドサービスとの連携が充実しており、ファイルの共有や共同編集が容易にできる。

OneDrive

OneDriveは、Microsoft が提供するクラウドストレージサービスである。無料で利用できる容量は 5GB となっており、有料プランでは最大 6TB まで利用できる。また、Office 製品との連携が充実しており、ファイルの編集や保存が容易にできる。

Dropbox

Dropboxは、 Dropbox 社が提供するクラウドストレージサービスである。無料で利用できる容量は 2GB となっており、有料プランでは最大 2TB まで利用できる。また、デバイス間の同期が高速で、複数のデバイスから同時にファイルにアクセスできる。

Amazon S3

Amazon S3は、Amazon Web Services (AWS) のクラウドストレージサービスである。ストレージ容量と転送量の制限がなく、大容量のデータの保存に適している。また、セキュリティ対策が充実しており、機密性の高いデータの保存にも利用できる。

クラウドストレージの比較

これらのクラウドストレージは、それぞれに特徴や強みがある。以下に、主要なサービスの比較表を示す。

サービス 提供元 無料プランの容量 有料プランの容量 特徴
Google ドライブ Google 15GB 2TB、10TB、20TB、30TB Google の他のクラウドサービスとの連携が充実
OneDrive Microsoft 5GB 1TB、2TB、6TB Office 製品との連携が充実
Dropbox Dropbox 2GB 2TB、3TB、5TB、10TB デバイス間の同期が高速
Amazon S3 AWS 制限なし 制限なし ストレージ容量と転送量の制限なし

クラウドストレージを選ぶ際には、利用目的やデータの種類、予算などを考慮して、適切なサービスを選ぶことが重要となる。

まとめ

クラウドストレージは、インターネット上にデータを保存するサービスである。場所を問わずアクセス可能、容量の拡張が容易、運用・管理が容易といったメリットがある。今後もさらなる普及が期待される技術である。

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